不倫関係にあった女性が証言「いつまでも不倫関係が続くのが嫌だった」検察側「被告が女性との結婚を強く望んでいた」弁護側「被告と女性は結婚を望んでいない。殺害する動機はない」反論 【県議の妻殺害事件】
3年前、塩尻市で妻を殺害した罪に問われている元県議会議員の男の裁判員裁判で24日から立証テーマの2つ目、「動機」についての審理が始まりました。証人尋問では事件前、被告と不倫関係にあった女性が証言台に立ちました。女性が語ったこととは…。
女性のLINE
「寂しがり屋なのかな」
丸山被告のLINE
「自分では寂しがりだと思ってないよ」
女性のLINE
「私にそんな魅力ないよ」
丸山被告LINE
「好きに理由はないんだよ」
24日の裁判員裁判で明らかになったのは、丸山被告が事件直前まで不倫関係にあった女性とのやりとりの一部。
この裁判で殺人の罪に問われているのは塩尻市の元県議会議員、丸山大輔被告50歳です。2021年9月、塩尻市で妻の希美さん当時47歳の首を絞めて殺害したとされています。
24日から立証テーマの2つ目、殺害の「動機」について審理が始まりました。午後からの証人尋問で、事件の6年前から丸山被告と不倫関係にあった女性が出廷。
個人の特定を防ぐため、証言台の周りにはついたてが設けられました。
女性
「いつまでも不倫関係が続くのが嫌だった」
震える声を絞り出しました。
検察側は
「被告が女性との結婚を強く望んでいた」と主張。
さらに、丸山被告は事件直後に女性と頻繁に連絡を取ったり、女性と交際相手を別れさせるため、“別れさせ屋”に依頼していたと指摘しました。
一方の弁護側は丸山被告と女性の双方が結婚を望んでいないことや実際には“別れさせ屋”に工作を依頼していないことなどから妻・希美さんを殺害する動機はないと反論しました。
今後も証人尋問が続き、来週28日は希美さんの友人が出廷する予定で生前、希美さんから受けていた相談内容などが語られる見通しです。