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元長野県議の丸山大輔被告 元県議の妻殺害事件 被告の車か否か 防犯カメラの解析めぐり検察側と弁護側が真っ向から対立 24日から「動機」の審理へ 

2024年10月23日 18:32
元長野県議の丸山大輔被告 元県議の妻殺害事件 被告の車か否か 防犯カメラの解析めぐり検察側と弁護側が真っ向から対立 24日から「動機」の審理へ 
10月16日 丸山大輔被告

3年前、塩尻市で妻を殺害した罪に問われている元県議会議員の裁判。争点の1つとなっている犯行時間帯の「被告の所在や移動」についての審理が23日で終わりました。

防犯カメラの解析をめぐって検察、弁護側双方の主張は真っ向から対立しました。

殺人の罪に問われているのは元県議会議員丸山大輔被告・50歳です。

丸山被告は2021年9月、塩尻市の自宅兼事務所で妻の希美さん・当時47歳の首を絞めて殺害した罪に問われています。

裁判は4つのテーマに分けて進められていて、23日までの6日間は「被告の所在や移動」についてが争点でした。

事件発生時は、長野市の議員会館にいたと主張する被告に対し、検察側は6か所の防犯カメラ映像を根拠に事件発生前後、被告は議員会館と現場との間を車で往復したと主張しています。

これまでの裁判で検察側は、防犯カメラの映像を鑑定した専門家などが、「キズなどの特徴が一致していることから、被告の車両と同一の車種、車両」だと証言。

一方、弁護側は民間の研究機関の所長が「画像は不鮮明で被告の車と同一とはいえない」と証言しています。

23日の論告で検察側は、弁護側の証人は画像鑑定の専門家ではなく証言に科学的根拠がないと反論。

一方、弁護側は検察による画像鑑定は実際の被告人の車両と比較したものではく、あらためて往復した事実は無いと主張しました。