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車の異変を感じたときは?相次ぐ車両火災に、運転者が注意すべきことは?【長野】

2024年8月22日 20:44
車の異変を感じたときは?相次ぐ車両火災に、運転者が注意すべきことは?【長野】

県内では今月、車が全焼する車両火災が相次いで発生し、長野市では運転していた女性が意識不明の重体となっています。
エアコンの吹き出し口に異変があったとみられていますが、車を運転中にもしも異変を感じたら、私たちがすべきことは?

黒い煙を上げながら炎に包まれる車。今月17日に長野市大豆島で、介護施設の送迎車両1台が全焼した火災。運転していた女性と利用者の女性の合わせて2人が全身にやけどを負いました。
そして、21日には、飯田市で軽乗用車のフロント付近から出火。運転していた女性は走行中に異変に気付き、近くの駐車場に車を停め、逃げて無事でしたが、車は全焼しました。

いずれの車両火災も、運転中に感じていたのは「エアコンの吹き出し付近からの煙」だったということです。万が一「いつもと違う異変」を感じたら?

JAF長野支部・塚越直誠さん
「大丈夫だろうと過信することなく、まず安全な場所に車を停めるようにしてください。具体的にはハザードランプをつけて、後続車両に合図をしつつゆっくりと減速、車線変更をして、路肩など安全な場所に寄せてください。停止した上で、例えば車両火災などの兆候があるようであれば、同乗者などを避難させたう上で、119番消防に通報してください。また、車両トラブルなどの兆候があれば、JAFやロードサービスなどの会社に救援を求めるようにしてください」

このほかにも、車両火災を引き起こす可能性として、高温になるダッシュボードの上など、車内にライターやスプレー缶などの火が出る可能性があるものを放置しないことも重要だということです。