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高齢者住宅の施設に預けた通帳を使われ8000万円余り横領 入居の70代男性が運営会社に対し損害賠償求め提訴 施設の元所長は横領を認める「遊興費に使った」   

2024年12月11日 15:57
高齢者住宅の施設に預けた通帳を使われ8000万円余り横領 入居の70代男性が運営会社に対し損害賠償求め提訴 施設の元所長は横領を認める「遊興費に使った」   

飯山市のサービス付き高齢者住宅に入居していた70代の男性が当時の所長らに、「8000万円余り」を横領されたとして、施設の運営会社と取締役3人に損害賠償を求め長野地裁に提訴したことが分かりました。

提訴したのは、飯山市のサービス付き高齢者住宅「いいやまの郷」に入居していた70代の男性です。

訴状によりますと、男性は入居していた2017年から4年間、複数の預金口座の通帳やキャッシュカードなどを施設に預けていました。

そして、施設の当時の所長が男性の預金を自身や親族の口座に複数回に渡って振り込むなどして、あわせておよそ「8056万円」を横領したとしています。

男性側は今年10月、施設を運営する「飯山の郷」と取締役3人に対し損害賠償を求めて、長野地方裁判所に提訴しました。

男性の担当弁護士によりますと元所長は代理人を通じて横領を認め、「遊興費に使った」などと説明しているということです。

運営会社の「飯山の郷」の代表はテレビ信州の取材に対し「コメントできない」としています。第1回の口頭弁論は今月19日に長野地裁で予定されています。

最終更新日:2024年12月11日 21:12