荷物の受け取りは1回で!年末に向け再配達の削減に協力求める ドライバーの負担軽減へ
年末は荷物の輸送量が増える時期です。
物流ドライバーの人手不足や長時間労働の問題を克服するため、配送業者などが18日、長野市で再配達の削減を呼び掛けました。
「荷物のお受け取り、荷物の再配達削減キャンペーンやってます。どうぞお受け取り、ありがとうございます、いってらっしゃい!」
18日午前7時すぎ、JR長野駅前に集まったのは、配送業者や日本郵便やキャラクターに、県のPRキャラクター「アルクマ」です。
物流ドライバーの人手不足や長時間労働など「物流の2024年問題」を克服するため、県の職員や宅配業者の従業員などおよそ40人が、通勤・通学の人たちに「再配達の削減」を呼び掛けました。
日本郵便などによりますと、年末は、「輸送量」が平常時の2倍ほどに増えます。ドライバーの負担や二酸化炭素の排出量を減らすため、荷物を配達する際は、1回で受け取るよう「置き配」や「時間指定」を利用してほしいとしています。
郵便受けの製造や販売を行う民間企業の調査によりますと、今年の置き配の利用率は「72.4%」で、調査を始めた5年前に比べておよそ「2.7倍」に拡大しています。
県産業労働部木下育夫 産業政策課長
「徐々に皆さんのご理解の方が浸透してきているのかなという感じで、皆さんに好意的に受け取っていただいたのは、非常にうれしかったなっていう感じはしていますので」
市民は「置き配にできるだけするようにして再配達とかなくなるようにしてますね」
Q置き配ってどうですか?便利ですか?
市民は「便利ですね」
市民は「時間指定で使う時はやってますけど」
県では、今後も再配達の削減に向けて県民の理解と協力を求めていくとしています。