「非情の山」未踏の西壁からアタック 標高8611メートルの「K2」 日本を代表する登山家平出和也さん・中島健郎さん滑落 現場はかなりの急斜面 救助難航 安否不明
世界で2番目に高い山パキスタン「K2」で諏訪郡富士見町出身の登山家平出和也さんと一緒に登っていた登山家の2人が滑落したことがわかりました。2人がいる場所は確認できているものの現場は急斜面で救助が難航し、安否は不明となっています。
エベレストに次いで世界で2番目に高い山「K2」で滑落したのは登山家の平出和也さんと中島健郎さんです。
2人が所属する石井スポーツによりますと、標高8611メートルにあるパキスタンの「K2」に登頂するプロジェクトに挑んでいましたが、日本時間27日午前11時半ごろ、滑落したと連絡があったということです。
ヘリコプターが救助に向かい、2人は確認されましたが、標高と山の斜面の関係で着陸することができず、安否は分かっていません。現場はかなりの急斜面であることから救助について慎重に検討しているということです。
平出さんが挑んでいたK2は酸素濃度が地上の3分の1、天候が極めて不安定でその険しさから「非情の山」と呼ばれています。この山の西側岩と氷に覆われたほぼ垂直な未踏の西壁からアタックしていました。