県内では住宅を焼く火事が相次ぎ、長野市では、焼け跡から1人の遺体が見つかり、上田市では、90歳の男性が亡くなりました。

８日午後11時ごろ、長野市戸隠豊岡の北山秀子さん70歳の住宅で、「台所付近から炎が出ている」と近所の人から消防に通報がありました。

火は、およそ3時間半後に消し止められましたが、木造2階建て住宅を全焼し、1人の遺体が見つかりました。

近所の人は
「ばかに明るいなと思ってカーテンちょっと開けてみたら、前のうち燃えてたからさ。こりゃまあよわったもんだと」

警察によりますと、この家に1人で暮らす北山さんと連絡が取れておらず、身元の確認を進めています。

また、９日午前9時半すぎ、上田市上田原の吉谷喜八郎さん90歳の住宅で「住宅の窓から煙が出ている」と、近所の人から消防に通報がありました。

火は、およそ30分後に消し止められましたが、この家に一人で暮らしていた吉谷さんが心肺停止の状態で上田市内の病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認されました。いずれの火事も警察と消防が出火原因を詳しく調べています。