「スマートスピーカー」で高齢者を見守る 日本郵便の独自サービス しゃべること 返事を聞くことが大切 呼び掛けに1日反応がない時はスタッフが訪問
高齢者の生活を支えるため、下伊那郡・平谷村でスマートスピーカーを活用したみまもりサービスが始まりました。
「朝のお薬は飲みましたか?
「はい、分かりました」
音声で呼びかけるスマートスピーカー。これは日本郵便が独自に開発したサービスで利用者の生活状況や食事、薬の情報などを管理し、自治体や家族と共有することができます。20日は、平谷村で行われた敬老会でお披露目され、西川清海村長が実践しました。
「大谷さんの結果は?」
「大谷翔平は6安打…」
ビデオ通話のほか、緊急時の防災情報なども受信できます。
スマートスピーカーの呼び掛けに1日反応がない場合は、社会福祉協議会のスタッフが訪問する体制をとっています。
西川村長
「しゃべることの大切さ、返事を聞く耳を使うことの自助生活が戻って来る。健やかな老人を目指してこの地で生活する一助になれば素晴らしいこと」
平谷村では現在、5世帯の高齢者が使用していて、今後は希望者に対し、県の補助金を申請しながら追加していくことにしています。