春本番の暖かさから一転、本州の南岸に前線が停滞した影響で3日の長野県内は早朝から湿った雪が降りました。

♪街の人は
「雪とか降っちゃうと交通に影響して大変です。2日は暖かかったんですけど寒暖差があるので体調とかにも気を付けたいです」

3日午後5時までの24時間降雪量は信濃町で20センチ、野沢温泉と菅平で19センチなどとなりました。

長野県内では4日夜から5日にかけて再び大雪になる恐れがあります。4日午後6時から5日午後6時までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで、大北や上田、佐久、松本、諏訪地域など広い範囲で20センチと予想されています。

県内では雪による交通事故も相次いでいます。

3日午前9時すぎ、上田市鹿教湯温泉の国道254号で普通乗用車が道路脇の斜面に転落しました。この事故で車に乗っていた男性3人が病院に搬送され、このうち東京・調布市の会社員　髙島靖彦さん（54）が頭を強く打ち死亡しました。

また車を運転していた男性（51）が左の鎖骨を折る大けが、ほかの男性（69）は左肩甲骨を折る大けがです。警察は車が雪によりスリップしたとみて事故の原因を調べています。

また長野県警によりますと、3日は午後1時までにスリップ事故が37件確認されています。