石破内閣発足27日投開票へ 県内は選挙の準備大忙し 全国から注文で朝から晩までフル稼働
1日発足した、石破内閣。
石破新首相が来週9日に衆議院を解散し、衆議院選挙を27日投開票の日程で行うと表明する中、県内では、全国の選挙を支える人たちが大忙しとなっています。
大量に運び込まれる、白い板。次々と刷り上がっていくのは、衆議院選挙で候補者のポスターを貼るための掲示板です。
掲示板を手掛ける千曲市のシナノスクリーン工芸では2日、急ピッチで作業が進んでいました。
シナノスクリーン工芸 小林正和さん
「青森とかからもそうですし、静岡、東京、和歌山とか…」
全国の自治体から発注があり、その数は、2万枚以上!
すでに日程が決まっているほかの選挙もありますが、衆議院選挙は想定より早い決定だったと言います。
シナノスクリーン工芸 小林正和さん
「朝から晩までやってます」
Q間に合いそうですか?
「間に合わせるしかないですね」
10月15日の公示前には掲示板を設置する必要があるため、来週中には自治体に納めなければなりません…。
石破新首相
「この内閣は『納得と共感内閣』というふうに考えており、国民のための政治、何よりも第一に国民の皆様方に納得していただき、共感していただける。共感と納得の政治を真っすぐ進めてまいります」
一方、石破総理は総裁選中と総裁になってからとで、解散総選挙の時期の考え方が変わっていないか問われると。
「いかにして国民の皆様方にご判断いただける材料を提供できるかということと、そして早急に新体制は信を問うべきだということ。いかにして両立させるかと申し上げてまいりました」
塩澤記者
「石破総理が名付けたのは、納得と共感内閣。県民の納得と共感は得られたのでしょうか」
サービス業20代男性
「納得も共感もしない。言ってることとやってることが違うってなると、みんなにそこはだって絶対、突かれるわけじゃないですか。その場しのぎでそういうふうになんか自分が当選したいから、国を良くしようという気持ちがない人に見えても仕方ないかなと思う」
農業70代男性
「(解散総選挙が)早まったことは別に私的にはそんなに問題ないような気がしますけどね。石破はね、総理になってもらいたかった。やっといいや、これで。中国やロシアのあれ(脅威)もあるし、そうやって考えれば、強い感じのイメージだけでもね強い感じの総理大臣ができるってことは正解かなと思いますよ」
アルバイト50代女性
「(解散総選挙は)早くやった方がいいと思うので」
Qなぜでしょうか?
「国民の審判を仰いだ方がいいかなと思います。石破さんあんまり好きじゃないのでどうでもいいというか、政権交代すればいいかなと思っています」
医療職40代男性
「(解散総選挙)ちょっと勢いもあるのかなとは思いますが。国防の方に力を入れるということなので、けさのイスラエルの件もあるのでそういうところもしっかりお願いしたいなと思います」
短期決戦であっても、「納得と共感」ができるよう徹底した政策論議が求められる衆議院選挙。
10月15日に公示、27日投開票の日程で行われる予定です。