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【衆議院選挙告示】岩手は3つの小選挙区に7人が立候補 候補者が有権者に訴えたこととは?

2024年10月15日 18:42
【衆議院選挙告示】岩手は3つの小選挙区に7人が立候補 候補者が有権者に訴えたこととは?

 最初は衆議院選挙です。「政権を選ぶ選挙」でもある衆院選が15日、公示され、岩手県内3つの小選挙区に7人が立候補しました。

 立候補の届け出受け付けは午前8時半から始まり、小選挙区ごとに代理人が届け出て、立候補を済ませました。それでは、県内3つの小選挙区、候補者7人の顔ぶれと訴えを届け出順に紹介します。

 最初は、県都・盛岡市を含む岩手1区です。自民党の新人・米内紘正候補(37)、立憲民主党の前職・階猛候補(58)、共産党の新人・吉田恭子候補(43)の3人が立候補しました。

 自民・新 米内紘正候補
「今回、総裁選にも石破茂内閣の中の大臣にも、この東北の選挙区の国会議員が 一人もいない。国土の2割を占めるこの東北から声が届きにくくなっている。だから私はしっかり小選挙区で勝って、この岩手、この東北の声を国政に反映していきたいと 思っています。岩手なくして日本の発展はありえません」

 立憲・前 階猛候補
「統一教会、裏金問題、国会軽視で、政治に対する国民の信頼は地に落ちてしまいました。ならば、信なくば変えよう。私はみなさんとともに政権交代で信頼を失った政治、 もう一度信頼を取り戻す。信頼を守っていく。そのことを お誓いしたいと思います」

 共産・新 吉田恭子候補
「農林水産業を守り、そして原発はゼロに、火力発電も2030年までにゼロにする、エネルギーの大転換。みなさんとご一緒にはかってまいります。そして選択的夫婦別姓の実現などジェンダー平等を求めるすべてのみなさんと連帯し、ひとりひとりが自分らしく生きていけるそういう社会を、政治を変えて、実現するために 頑張ってまいります」

 内陸北部と沿岸市町村すべてをカバーする2区は、自民党の前職・鈴木俊一候補(71)と、立憲民主党の新人・中村起子候補(59)の2人です。

 自民・前 鈴木俊一候補
「財政再建目標であります2025年度のプライマリーバランスの黒字化。これも手を伸ばせば届くところまでやってまいりました。この3年間、財務大臣として努力をしてきたことの成果、そういうものが今まさに実を結ばんとしているところで あります」

 立憲・新 中村起子候補
「何よりもこの地方に活力を取り戻す。それにはやはり東京一極集中を1日も早く解消しなければいけない。この岩手2区、過疎、少子高齢化、経済格差、この3つが凝縮された区であります。岩手2区をもし良くすることができれば、おそらく日本国中良くすることができる政策を立ち上げることができると信じています」

 そして、内陸の花巻市から南の岩手3区には、自民党の前職・藤原崇候補(41)、立憲民主党の前職・小沢一郎候補((82)が立候補しました。

 自民・前 藤原崇候補
「政治に対して大きな不信を抱かせてしまったこと、わたくし自身も その一端にいてしまったこと、 心よりお詫びを申し上げたいと思っています。少子化対策の子育て支援をはじめ定住環境を 良くしていくこと、大規模な工場だけではなく地場の産業も しっかりと働く場所を確保して いくことが重要になっていきます」

 立憲・前 小沢一郎候補
「わたくしも四半世紀25年間は自民党にいました。幹事長もさせてもらった。しかし、こんなバカげた事件(裏金問題)はわたくしは経験したことがない。これを正さなければならない。その責任がある、その使命を我々は担っている。こんな自民党の政治をやめさせるためにはどうしたらよいか、それは政権交代する以外にはありません」

 衆議院選挙の期日前投票は26日まで。27日が投開票です。岩手県選挙管理委員会によりますと、選挙人名簿登録者の数は14日現在、100万1905人となっています。