コメの価格が高止まりする中、備蓄米が放出されることについて、岩手県の達増知事は「限られた手段の一つ」とコメントしました。

達増知事
「備蓄米放出というのは、市場の価格を動かすやり方というのは、そんなにないので 限られた手段の中の一つだと思う」

　農水省によりますと、放出する備蓄米は21万トンで、うち15万トンが来月半ば、業者へ引き渡される予定です。

　14日の定例会見で達増知事は、政府の備蓄米放出について、今後の価格の動向をチェックしていかなければならないとしました。

　その上で、今回のような価格上昇を防ぐため、日本のコメの生産量を増やす必要があるという考えを示しました。