【命を救う正しい情報共有】スマホで災害時の正しい情報のやりとり学ぶ
災害から生き残る方法を、考えます。八幡平市の中学生が、スマートフォンのアプリを使って、正しい情報のやり取りを学びました。
通信大手のKDDIは、災害が起きた時に正しい情報を受信・発信する能力を身につけてもらおうと、毎年、全国の高校で出前講座を開いています。
近年は小中学生も、多くがスマートフォンを持っているため、中学校でも実施することになり、19日は安代中学校の全校生徒45人が参加しました。
蔦キャスター「頼りになるのは、正しい情報と、みなさんの判断能力だけです。それを頼りにみなさん、命を救うことができるでしょうか」
課題は、「大雨によって川が氾濫し、交通が寸断された街で、安全に避難できる道を見出すこと」です。それぞれの班は、災害に関する情報を断片的に持っていて、授業で貸しだされたスマホを使って情報を教えあい、仮想の街の地図上に避難ルートを割り出します。
似たような情報が、矢継ぎ早に送られてきます。制限時間20分で仮想の街の地図に避難ルートを書き込みました。
2年生
「みんな頑張ってまとめようとしたんですけど、いろいろな情報が飛び交って、頭が混乱しました」
1年生
「文字だけで本当に的確なことを言わないと誤った情報を送ってしまうと命の危険があるのでわかりやすく伝えられるようにしたいです」
KDDIスマホde防災リテラシー認定講師 沼本敏和さん
「きょうの授業をきっかけに必要な情報を上手に発信する、正しく受け取る。そういった情報スキルを身に着けていただければと思います」
情報は命を助ける。生徒たちは、正確に伝える大切さを痛感したようでした。