【雪崩に巻き込まれた可能性】死亡したスキー客は米国籍57歳男性と判明 立ち入り禁止エリアで滑走中、雪に埋もれる 岩手・北上市
岩手県北上市の夏油高原スキー場で18日、立ち入り禁止エリアで雪に埋もれ、搬送先の病院で死亡が確認されたのは、アメリカ国籍の男性と分かりました。
警察などによりますと、18日午前11半ごろ、「夏油高原スキー場でスキーをしていた3人組のうち男性1人が雪に埋もれた」と110番通報がありました。
男性は、およそ4時間後に心肺停止の状態で救助隊によって発見され、搬送先の病院で死亡が確認されましたが、その後の警察の調べで、アメリカ国籍でツアー会社を経営しているワトソン・カイル・ジェイムスさん57歳と判明しました。死因は低体温症でした。
ワトソンさんはアメリカ人の男女9人でスキー場に来ていて、このうち男性2人とともに立ち入り禁止エリアに規制のロープをくぐって入り、整備されていない急斜面を滑走していたとみられています。
当時、北上市には風雪となだれの注意報が出ていました。スキー場ではワトソンさんが雪崩に巻き込まれた可能性があるとみていて、警察は事故の原因を調べています。