【立ち入り禁止区域で滑走中に雪崩か】外国人スキー客が雪に埋もれ意識不明の重体 コース外で雪崩に巻き込まれたものとみられる
18日昼前、岩手県北上市の夏油高原スキー場で、スキーをしていた外国人3人組のうち1人が雪に埋もれ、意識不明の重体となっています。現場はコース外の立ち入り禁止区域で、雪崩に巻き込まれたとみられています。スキー場では立ち入り禁止区域に入らないよう呼びかけています。
夏油高原スキー場や警察によりますと、18日午前11時半ごろ、「スキーをしていた3人組のうち1人が雪に埋もれた」と110番通報がありました。
3人はアメリカ人のグループで、うち2人は無事でしたが、男性1人が雪に埋まり、通報から5時間半後、県立中部病院に意識不明の重体で搬送されました。
スキー場の関係者によりますと、3人は立ち入り禁止となっている第2ゴンドラ付近のコース外で急斜面を滑走していたとみられています。
整備されていない柔らかい雪が崩れ、雪崩に巻き込まれたのではないかということです。
男性は全部で9人のグループで来ていて、3人が立ち入り禁止を示すオレンジ色のロープをくぐって滑走したとみられています。
事故は最も危険な場所とされる場所で発生。普段から絶対に入らないよう放送などで注意喚起していました。救出作業も、2次災害の危険があり、難航したということです。スキー場では、あらためてルールを守るよう呼びかけています。