維新の兵庫県議2人 百条委員会の委員を辞職
兵庫県の百条委員会の委員で維新の増山誠県議は、非公開の音声データをNHK党の立花氏に提供したと明らかにし、20日、委員を辞職しました。
去年10月、斎藤知事の疑惑を調べる百条委員会は、片山元副知事に証人尋問を行い、その様子は県知事選挙への影響を避けるため非公開になっていました。しかし、立花氏がSNS上などで証人尋問のやりとりだとする音声データを公開。中には、告発した元局長の私的な情報を話そうとする片山元副知事の発言がさえぎられる場面もありました。
維新の増山県議は19日、インターネット番組に出演し、立花氏にデータを提供したと明らかにしました。その上で、「県の元幹部が文書を作成した背景を県民に知らせたかった」と説明しました。増山県議は20日、ルールに違反したとして、百条委員会の委員を辞職しました。
一方、死亡した元兵庫県議が斎藤知事おろしの“黒幕”だとする文書が立花氏に手渡されたとされる問題で、受け渡しの場に同席したことを認めて謝罪した、百条委員会の副委員長を務める維新の岸口実議員も20日、委員を辞職しています。