【大船渡山林火災】甫嶺地区の避難指示解除 「家が燃えてるかもしれないと思っていたので帰れてよかった」 岩手県
岩手県大船渡市の山林火災は8日で発生から11日目。市は、午後、甫嶺地区の333人を対象に出していた避難指示を解除しました。
防災無線(午後1時ごろ)
「避難指示を、解除します」
NNN取材団松山大雅記者
「午後1時を回ったところです。地区につながる道路の規制も解除されました」
避難指示が解除されたのは、大船渡市三陸町越喜来甫嶺の3地区で、141世帯333人が対象です。山林火災の延焼は確認されず、7日の赤崎町の一部に続き、2日連続の解除となりました。
甫嶺地区の住民
「親類のところに泊まったり、妻の実家行ったりしたんですけどね。ぜいたくは言えないんですけど、今夜から安心して寝られます」
こちらの家族は、身を寄せていた親せきの家から久しぶりの自宅に戻りました。
甫嶺地区に住む清水奈々さん
「ほっとしましたね。家燃えてるかもしれないと何回も思ったので、帰られて良かった。」
一方、まだ1340世帯3306人に避難指示が出ています。
避難している人
「複雑ですよね、みんなわーって解除になって帰るんだけど 行く人は心苦しそうに行った。残る方も複雑です」
消防が鎮圧に向けた消火活動や確認作業を進めていて、市は、さらに赤崎町の4地区についても、9日以降の解除を検討しています。