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【最後の販売会に長蛇の列 】大船渡の中学生が養殖したワカメを販売 岩手

2024年9月5日 18:49
【最後の販売会に長蛇の列 】大船渡の中学生が養殖したワカメを販売 岩手

 大船渡市の中学生たちが自分たちで育てた海産物を盛岡市内で販売し、長蛇の列ができました。学校が閉校するため、ことしが最後の販売です。

 盛岡市の肴町商店街にできた約50人の行列。

中学生
「ふれあい末崎わかめ販売しています」

 販売していたのは大船渡の海で中学生たちが養殖したわかめです。

 末崎中学校では地域の仕事を学ぼうと2002年からわかめの種付けから収穫、加工、販売までを体験しています。学校は統合により今年度末で閉校するため、生徒がわかめを生産・販売する体験学習は、ことしで最後です。

末崎中学校の卒業生
「震災の後も、お父さん、お母さんとがんばって成長してきた子どもたちが、寒い海で作業してがんばってつくったわかめを売っていると思うと涙が出る」

末崎中学校2年 佐々木翼さん
「難しかったが、お客さんがありがとうと笑顔で言ってくれたのがうれしかった」

末崎中学校2年 滝田翼さん
「最後、自分たちが務めたことは非常にうれしいし、末崎のわかめを忘れないでほしかったので良かった」

最後の販売会で中学生たちは、地元の自慢の海の幸を大きな声でアピールしていました。