岩手県平泉町の中尊寺金色堂は20日、建立からちょうど900年を迎え、これに合わせて法要などが行われました。

法要には一山の僧侶や関係者のほか、一般参列者を含めておよそ100人が参加しました。

中尊寺金色堂は、部材に『1124年8月20日上棟』という記録が残っていて、この日、建立からちょうど900年を迎えました。

僧侶たちは、無事に900年を迎えたことの報告を兼ねて、奥州藤原三代へお経をあげました。

中尊寺 奥山元照 貫首
「これから100年と言わず900年、しっかりと清衡公の志を伝えていく使命を、私たちは持っているのではないかと思っている」

20日はこのほか、金色堂や平泉をテーマにした講演会も行われ、訪れた人たちは900年の歴史に思いをはせているようでした。