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【岩手山】火山活動高まっている可能性 警戒レベル引き上げの可能性も 今後の推移に注意 岩手

2024年8月21日 18:57
【岩手山】火山活動高まっている可能性 警戒レベル引き上げの可能性も 今後の推移に注意 岩手

仙台管区気象台は21日、岩手山の火山活動が今後高まった場合に、噴火警戒レベルを、現在の1からレベル2に引き上げる可能性があると発表しました。22日に関係者が集まって対応などを協議する予定です。

仙台管区気象台によりますと、岩手山ではことし2月から山の膨張を示す地殻変動が観測されていて、その程度は噴火が危惧された1998年当時と同じだということです。

また、岩手山西側の黒倉山付近では5月ごろからわずかな揺れの火山性地震の回数が増え続けていて、「火山活動が高まっている可能性がある」としています。

これらのことから「今後、火山活動がさらに高まった場合、現在の噴火警戒レベル1から、火口周辺に入ることを規制する、レベル2に引き上げる可能性がある」と発表し、今後の火山活動の推移に注意するよう呼びかけています。

仙台管区気象台 樋渡秀一火山対策調整官
「注意が必要なのは岩手山山頂だったり黒倉山に近付く人が注意が必要なのであって、一般の方々が特に恐れる必要は無くて普段の生活をしていただいてもし誰かが岩手山に行く人がいたら注意した方が良いらしいよって声掛けをするぐらいなのかな」

一方、自然災害が専門の、齋藤徳美岩手大学名誉教授が座長を務める有識者の検討会議も21日開かれ、防災対策について話し合いました。

県庁では、22日災害有識者や仙台管区気象台、地元自治体の関係者などを集めて協議し、今後の対応を決める方針です。

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