【感染急増】岩手県が「インフルエンザ流行注意報」 インフルエンザと新型コロナいずれも急増
移動が増える年末年始を前に、季節性インフルエンザと新型コロナの感染が急増しています。このうち、インフルエンザの新規感染者数が目安を超えたため、岩手県は18日、「流行注意報」を出しました。
県保健福祉部 感染症課 太田栄時課長
「季節性インフルエンザは、注意報目安の10を超えたことから本日、注意報を発出します」
県感染症情報センターによりますと、15日までの一週間、県内の定点医療機関から報告があった季節性インフルエンザの新規感染者数は、5週連続で増えて1178人でした。1定点当たりの平均は18.7人で、先週から2.5倍以上に増えています。
これが目安の10人を超えたため、岩手県は18日、インフルエンザの「流行注意報」を出しました。10年間で最も早かった去年より1か月遅い発出です。
保健所管内別では、多い順に中部保健所管内が37.7人、県央保健所が23.67人、宮古保健所が22.8人と続いています。
また、新型コロナの新規感染者も6週連続で減少せず、1定点当たり平均で10.51人でした。季節性インフルエンザと新型コロナの感染が同じ時期に急増しています。
県はこの事態を「初めてのことだ」として「インフルエンザもコロナも感染対策は同じ。場面に応じてマスクを着けたり基本的な感染対策を講じたりして、年末年始に感染が拡大しないようにしてほしい」と呼び掛けています。