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小林市出身の日本兵がモデル 映画『木の上の軍隊』予告映像公開

2025年2月13日 19:07
小林市出身の日本兵がモデル 映画『木の上の軍隊』予告映像公開
テレビ宮崎
戦後80年を迎えるこの夏、太平洋戦争末期の沖縄県を舞台にした映画が公開されます。宮崎から沖縄県の伊江島に派遣され、終戦を知らずに2年間過ごした日本兵がモデルです。

俳優の堤真一さんと山田裕貴さんがダブル主演を務める映画『木の上の軍隊』。太平洋戦争末期の沖縄県伊江島。この島で終戦を知らずに2年間、隠れて暮らし続けた日本兵2人の実話を基にした映画となっています。

「逃げ出したい。木の上で死にたくない」

この作品は、作家の井上ひさしさんの原案を基にした舞台劇を映画化したもので、全て沖縄県で撮影されました。堤真一さんが演じる山下一雄は、当時、宮崎から伊江島に派遣された日本兵小林市出身の山口静雄さんがモデルです。

(山下一雄役・堤真一さん)
「戦争が終わって2年間も木の上で暮らしていた人を知らなかった。そうやって生き延びた人がいたことすら知らなかったし、日本だけじゃなく世界中で争いはあるわけで、その人たちにも見てもらいたい」
(安慶名セイジュン役・山田裕貴さん)
「できるだけ多くの人にこういったことがあったということを知ってもらいたいし、そこでまた1個考えるきっかけになる作品になればいい」

映画『木の上の軍隊』は、6月に沖縄県で先行公開され、7月25日から全国の映画館で上映されます。

戦後80年を迎える今年、#Linkでは「~過去を知る 未来に伝える~」をテーマにした特集をシリーズで放送しています。この映画の撮影期間中に、小林市出身の山口静雄さんの子や孫が伊江島を訪問した時の様子なども今後、番組の中でお伝えします。
最終更新日:2025年2月13日 19:19
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