熊本地震から9年 宮崎県延岡市独自のネットワークシステムを使用 小学校で防災学習
熊本地震から9年、宮崎県延岡市の小学校で、災害に強い延岡独自のネットワークシステム「ナーブネット」を活用した防災学習が行われました。
このナーブネットは、大規模災害でスマートフォンなどのインターネット回線が使えなくなった場合でも、衛星回線を介してインターネット回線を継続して利用できるシステムです。
周りを海と川に囲まれた方財小学校で行われた防災学習には、5、6年生8人が参加、国の情報通信研究機構とオンラインで結び、クイズ形式で南海トラフ巨大地震や津波、避難の方法などについて学びました。
(児童は)
「ナーブネットがあると便利だと思いました。電波がつながるといろんな連絡を取れるの生存確認などができると思いました」
「(大地震が起きたら)避難することを頑張りたい」
(延岡市スマートシティ推進室 井上学室長)
「市民の皆さんにナーブネットを知っもらい、いざという時に使ってもらう。安心安全につなげていただきたい」
延岡市はおととしからこのナーブネットの整備を進めていて、先月末までに基地局を33カ所に設置、今年度は21カ所に設置するということです。