アクロバティックな「男子チアリーディング」で日本を元気に! 宮崎出身 杢元良輔さんが東京で活躍中!
力強い動きとダイナミックな技で見る人を惹きつける、男子チアリーディング。
今回は、少年チアリーディング「チームHEROES」を東京と宮崎 に立ち上げコーチとして活動している、宮崎市出身の杢元良輔さん(37歳)を紹介しました。
2017年に杢元さんが立ち上げた「東京HEROES」 には、未就学児から中学生までの男子18人が所属。
毎週日曜日に東京都内の小学校の体育館で練習しています。
練習には、高校生以上が所属する「SUPER HEROES」(2022年発足)のメンバーも参加し、チアリーディングの指導や力を必要とする技の援助をするなどサポートをしています。
チアリーディングの演技は、組体操のようにアクロバティックな技が繰り広げられる「スタンツ」や「タンブリング」「ダンス」「ジャンプ」の4つを組み合わせた演技が特徴。
杢元さんは、去年4月にアメリカで開催された世界チアリーディング選手権大会に日本代表として出場。
男女混成部門で見事優勝を果たしました。
杢元さんの教え子である曽根啓夢さんも日本代表として一緒に出場。
- 【曽根啓夢さん】
(杢元さんは)目標としている存在で、一緒にプレーする機会を得ることができたのが嬉しかった。よく選手のことを見ていて、アドバイスも的確。
男子チアリーディングとの出会い
高校卒業後、早稲田大学に入学。
そこで出会ったのが、男子チアリーディング界のパイオニア、早稲田大学 男子チアリーディングチーム「SHOCKERS」(2004年創設)。
チアリーディングの本場アメリカ でも注目されています。
高校まで野球をやっていた杢元さんは、宮崎から上京し、新しいことにチャレンジしてみたいと思っていた時に「SHOCKERS」の演技を見て衝撃を受けました。
「チアリーディングは女性のスポーツだという意識 が強かったが、男子だけで 一切の迷いもなくやっている先輩たちの演技を見て、かっこいい!これだ!と思った」と話します。
大学生活はチアリーディング一筋。
卒業研究はチアリーディングの入門ビデオの制作するほど。
大学卒業後は一般的な就職をせず、チアリーディングチームのコーチをしながら、舞台役者やテーマパークのスタントダンサーなど、自分のやりたいことを追求します。
夢だった少年チアグループ「東京 HEROES」を創設
生活の基盤がなかなか作れない中、妻の後押しもあり、自身の少年チアグループを持つという夢を叶える活動に絞ることを決断。
2017年に「東京 HEROES」が誕生し、現在は未就学児から中学生男子の18人が所属しています。
その後、地元 宮崎でもチアリーディング を広めたいという気持ちが強くなり、3年前「宮崎HEROES」の活動をスタートしました。
「宮崎 HEROES」は、3歳から中学2年生まで現在18人が所属していて、弟の主将(まさかず)さんや両親も活動のサポートをしています。
「まつり えれこっちゃみやざき」で演技を披露
- 【杢元良輔さん】
人の前に立って堂々と自分を体を使って 大きい声出して表現できるようになってほしい。そして、郷土愛あふれた子どもになってくれたら嬉しい。今後、チアの仲間たちみんなを巻き込んで日本のチアが盛り上がっていければいいなと思う。