犯罪を未然に防ぐ 「コンビニサポートポリス」始動 宮崎県警
コンビニ担当の警察官が地域の安全を守ります。
特殊詐欺などの犯罪を未然に防ごうと、警察官がコンビニに定期的に立ち寄る新たな取り組みが始まりました。
「コンビニサポートポリス」と呼ばれるこの取り組み。
宮崎県内全てのコンビニエンスストア441店舗に担当の警察官を2人ずつ指定し、警察官が月に1回以上立ち寄って、困りごとなどの相談に応じます。
13日は開始式が行われ、担当の警察官が決意を表明しました。
このあと警察官が実際に宮崎市内のコンビニエンスストアに立ち寄り、店員にサポートポリスの役割を説明。
詐欺を防ぐために作られた電子マネーカード用の封筒とチェックシートを渡していました。
(コンビニの店員は)
「こういう対策は、とてもありがたいです。こういう活動を通して、新しい目線でお客さんに声かけできればと思っています。」
(担当の警察官は)
「(通報するのを)迷うときがあるという店舗もあったので、定期的に行くことで相談しやすい関係性になるので良いと思います。」
警察によりますと、今年1月から10月までに未然に防いだ特殊詐欺は98件あり、このうち83件がコンビニの店員による声かけだったということです。
警察では、担当の警察官がコンビニに定期的に立ち寄ることで、犯罪の抑止・未然防止につなげたい考えです。