「ミキサー状態で全部の物が飛んできた」日向灘地震でマンション12階の女性が「収納棚」の恐怖を語る

今回の地震で震度5強を観測した宮崎市では、高層マンションの上層階で被害が大きかったことがわかりました。

マンションのリビングで無残に倒れ崩れている収納棚。宮崎市に住む女性から送られてきた写真です。女性は先日の地震で自宅が大きな被害を受けました。

（マンションに住む女性）
「地震の時は子供2人と一緒にいた。揺れがすごく、いきなり来たので玄関のほうに逃げようと思ったが、棚が押し寄せてきて逃げきれない状態になった。」

女性が住んでいるのは、鉄筋コンクリート造のマンションの12階。女性は半年程前に収納棚を購入。販売店から「倒れてくることはないので」と説明があったため、突っ張り棒などでの固定はしていなかったということです。

（マンションに住む女性）
「全然想定していなかった。まさかここまで倒れて、ミキサー状態で全部の物が飛んできて自分たちに向かってくるのも想定していなかった。思っていた以上だった。」

当時、部屋には10歳と8歳の子どもがいて無事でしたが、地震への恐怖心を抱いていると話します。

（マンションに住む女性）
「私が、死ぬときは一緒だからって言ってたからなのか、寝言で、死ぬときはみんな一緒だよねって子どもが言っていたので、トラウマになっているのかな。」

また、マンションでの揺れについて女性は・・・

（マンションに住む女性）
「物が倒れてくることによって凶器になる可能性があるので気を付けていただきたい。」