インターネットショッピングを利用したウソの投資話を持ちかけられ、福岡市の68歳の自営業の女性が1300万円余りをだまし取られました。

警察によりますと、福岡市南区の自営業の68歳の女性は去年9月、SNS上の投稿をきっかけに男性の名前のアカウントとやり取りするようになりました。

3週間ほどたったころ、「インターネットショッピングサイトにあらかじめ商品の購入資金を入金しておき、注文が入ればその購入資金を使用して商品を購入し、利回りを付けて売り、資金を増やしていく」とする投資話を持ちかけられました。

女性は指示に従って、有名なインターネットショッピングサイトの名前のアプリをダウンロードしました。その後、子ども服やスマートフォンといった商品の購入資金や手数料などの名目で、去年12月までの2か月間に、15回にわたり合わせて1300万円余りを指示された口座に振り込み、だまし取られました。

ダウンロードしたアプリは偽物だったとみられ、2000万円以上の利益を得ているように表示されていたということです。利益が引き出せないことから、知人に相談して被害に気づきました。

警察は「SNS上でのお金の話は詐欺の可能性があり、絶対にもうかる、あなただけという話には注意してほしい」と呼びかけています。