完全ペーパーレス化目指し山形県議会でタブレット端末の利用進める 業務の効率化期待
山形県議会ではいま、2025年9月からの完全ペーパーレス化を目指し、タブレット端末の利用などを進めています。県議会の委員会での利用を少しずつ広げる動きが出ていて、5日の予算特別委員会では初めて、タブレット端末を使って議論が進められました。
県議会の予算特別委員会の様子です。議員の机にはタブレット端末が置かれています。県議会では、2025年9月からの完全ペーパーレス化を目指し、去年9月、議員全員にタブレット端末を貸し出しました。議員が指定したメールアドレスにデータで資料が送られ、ペーパレス化のほか、資料のやり取りがしやすくなるなど、業務の効率化が期待されます。県議会の予算特別委員会では今回から、タブレット端末の利用が始まりました。
そうした中、この日は県議会のデジタル化推進を担当する議員の代表が森田広議長らに今年度の取り組みの進捗状況を報告しました。
県議会デジタル化推進会議渋間佳寿美座長「事務局が補佐してようやくタブレット端末を操作する議員もいるので能動的に使えるようにするのが課題かなと思っている」
今は紙の資料と併用するなど試験段階で、現状では議会にタブレット端末を持ち込まない議員もみられるということです。県議会では今後は本会議でのタブレット端末の利用など、使う機会を広げていく考えです。