山形県内の浸水被害は約4000戸と推計…7月25日からの豪雨災害で被害状況徐々に明らかに
7月下旬の記録的大雨で、浸水などによる建物の被害戸数が県全体でおよそ4000棟に上ると推計されることが山形県の調査で分かりました。
県が19日までに発表した推計値によりますと、25日からの記録的大雨で、「建物」の全壊や半壊、それに床上浸水などの被害戸数は、県全体で合わせて3978棟に上るとみられています。このうち「住宅」への被害は3710棟、「小屋」や「倉庫」など住宅以外の建物への被害は268棟と推計されています。
市町村別の被害戸数では酒田市の2500棟がもっとも多く、遊佐町が312棟、戸沢村が300棟に及ぶとそれぞれ見込まれています。県では、住宅支援策の一環として戸沢村21戸、鮭川村8戸の合わせて29戸の仮設住宅を建設し、10月上旬の入居開始を予定しています。