山形県内で卒業式ピークに 白鷹町の鮎貝小では自分たちが挑戦した深山和紙の卒業証書を
県内の小学校で18日、卒業式がピークを迎ました。
白鷹町では4つある小学校すべてで卒業式が行われました。このうち鮎貝小学校では、17人の児童たちが卒業を迎えました。式では、卒業生が壇上の上がり、校長から一人一人に卒業証書が手渡されました。
この卒業証書に使われているのは、白鷹町の深山地区で、400年ほど前から受け継がれている伝統の深山和紙です。
鮎貝小学校では40年以上前から、地元の伝統工芸に親しんでほしいと、卒業証書に使用する和紙を卒業生自ら作っています。
深山和紙職人「縦と横に繊維を並べるのが深山和紙の特徴の十文字すき」
今回卒業した6年生も去年9月、保護者と一緒に和紙作りに挑戦しました。
「楽しかったし難しかったけどこの伝統を残していきたいと思った」
「(無事出来上がって)うれしかった」
あれから半年。出来上がった卒業証書の出来栄えは?
児童「(受け取ったときは)緊張しかなかった。上手にできたと思います」
児童「手触りもいいので作ってよかったなと思う」
式典の後は、最後のホームルームが開かれ、6年間の思い出や同級生たちへの感謝の思いを伝え合っていました。
児童「6年間いろんな事があり過ぎて話せない(中学校では)部活や勉強を諦めずに頑張りたい」
児童「先生やお世話になった方に感謝の気持ちでいっぱい。算数が苦手なので数学頑張りたい」
卒業生たちは、それぞれの目標を胸に、慣れ親しんだ学びやを旅立ち、4月からは、白鷹中学校で新たな生活が始まります。