「支えてくれた人にプレーで恩返しを」 プロ野球横浜DeNA入団の武田陸玖選手が卒業式
山形県内の高校で1日、卒業式がピークを迎え、卒業生が3年間過ごした学び舎をあとにしました。プロ野球・横浜DeNAベイスターズに入団した武田陸玖選手も式に臨み、「支えてくれた人にプレーで恩を返したい」と決意を語りました。
県内の公立と私立あわせて37の高校で卒業式が行われました。このうち、山形中央高校では、234人が卒業の日を迎えました。ことしは4年ぶりに在校生が参加して新型コロナウイルスによる制限がない形で行われました。式では普通科と体育科の卒業生代表が佐藤裕恒校長から卒業証書を受け取りました。
卒業生の中にはことし、プロ野球の世界に挑む選手の姿も。横浜DeNAベイスターズに入団した武田陸玖選手です。
武田選手は、18歳以下の世界大会に出場し、日本代表の優勝にも貢献、高校から栄光賞が贈られました。
武田陸玖選手「入学した時は活動についていくのに精一杯で1日が長く感じた時もあった。こうやって終わってみれば一瞬だった。心も体も成長できた3年間だった」
年明けから拠点を神奈川に移し、すでに、新人合同自主トレーニングやキャンプに参加していた武田選手。久しぶりに再会したクラスメートと記念撮影などをして最後の高校生活を過ごしていました。
武田陸玖選手「先生や仲間に恵まれてみんなと過ごした1日1日が大切な思い出。たくさんの人に支えられた感謝を自分のプレーで表現していつか恩を返せたら」
3年間の大切な思い出を胸にプロ野球選手として歩み始めた武田選手。卒業式後、すぐに神奈川に戻り、2日から再びチームの練習に合流します。