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山形県職員の給与引き上げ 人事委員会が勧告 初任給は過去最大の上げ幅

2024年10月8日 17:03
山形県職員の給与引き上げ 人事委員会が勧告 初任給は過去最大の上げ幅

山形県人事委員会は今年度の県職員の給与とボーナスについて民間企業の水準にあわせ引き上げるよう勧告しました。高卒・大卒の初任給の引き上げ額はともに2万円を超え、過去最大となりました。

県人事委員会によりますとことし4月分の県職員の平均給与は月額36万3927円で、民間企業の平均を8430円下回りました。またボーナスは去年8月から今年7月の直近1年間で比較した場合、県職員は4.45か月分で民間企業の平均4・58カ月分を0.13か月分下回りました。
この差を埋めるため県人事委員会は初任給を高卒程度で2万1400円、大卒程度で2万3800円といずれも過去最大の引き上げを求めました。またボーナスは0.15か月分引き上げ、4.60か月分とするよう勧告しました。
県職員の給与とボーナスの引き上げ勧告は3年連続です。勧告通り引き上げられれば行政職の平均年収は19万6000円増え620万円となり、人件費はおよそ41億6000万円増えると試算されています。
吉村知事は「人事委員会の勧告の趣旨を尊重し、 財政事情など諸般の情勢を総合的に勘案し適切に対処していく」などとコメントしています。

最終更新日:2024年10月8日 20:15