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山形市の灯油の共同購入 1リットル117円 物価高騰への配慮を求め去年と同じ価格に

2024年9月26日 17:29
山形市の灯油の共同購入 1リットル117円 物価高騰への配慮を求め去年と同じ価格に

消費者団体と小売業者によるこの冬の灯油の価格交渉が26日、山形市で行われました。原油価格が高騰する中、業者側の提案よりも3円安い1リットルあたり117円で合意しました。

山形市消費者連合会は冬期間に、市民を対象とした灯油の共同購入に取り組んでいて、毎年秋に小売業者と価格交渉を行っています。
交渉では山形市の小売業者「ジャオ」の担当者が9月に入り、中東情勢が再び緊迫化し、原油価格が高騰していると説明しました。その上でこの冬に灯油配達価格をいずれも去年より3円高いホームタンク用が1リットルあたり120円、ポリタンク用が121円を提示しました。
これに対し市消費者連合会側は物価高騰への配慮から値下げを求めました。交渉の結果、業者側が提示した額よりそれぞれ3円安いホームタンクが1リットルあたり117円、ポリタンクが118円で合意しました。

ジャオ 瀬野孝常務「灯油に関しては山形では必需品だと思う当社としても連合会の考え方に同調しながら協力していきたい」
山形市消費者連合会 鈴木淳子会長「山形県はまだまだ寒いいくら暖冬といっても雪国暖かくしてすごさないと高齢者にとっては厳しい冬1円でもされど1円で下げてくださったと思う」

価格は10月1日から適用されます。灯油の共同購入にはことし3月現在山形市内の231世帯が加入しています。灯油価格抑制のための政府の補助金投入はことし12月までで、今後の国や国際情勢の動き次第で改めて交渉が行われます。

最終更新日:2024年9月26日 19:59