10日、山形銀行をかたる不審な自動音声電話が企業宛てに相次ぎました。関係者によりますと、被害額は複数の企業合わせて十数億円に及ぶとみられています。

山形銀行によりますと10日、山形銀行をかたり契約者情報の更新を案内する不審な自動音声電話が、企業宛てに相次いでかかってきているということです。
電話に応答するとメールアドレスを要求され、情報を盗むためのフィッシングサイトに誘導するURLが送られてくる手口だといいます。
情報を入力して暗証番号を相手に伝えてしまうことで、口座から現金がだまし取られる詐欺被害が県内の企業を中心に発生しています。
関係者によりますと、これまでの被害の総額は合わせて十数億円に及ぶとみられています。
銀行では、自動音声による案内は一切行っておらず、電話やメールなどで契約情報やパスワードなどを 聞くことも一切ないとして、利用者への注意を呼びかけています。被害の発生を受け、山形銀行は現在、インターネットバンキングによるほかの銀行への即時振り込みの機能を停止しています。
顧客に対し、10日付けで行われた振り込みが間違いないか確認作業が行われています。