7月の記録的大雨による山形県内の被害額913億円 統計開始以降自然災害では過去最大
7月の記録的な大雨による公共土木施設や農林水産業などの山形県内の被害額がこれまでに900億円を超え、およそ913億円に上ることがわかりました。1963年の統計開始以降に発生した自然災害として過去最大の被害額となっています。
これは、4日開かれた定例の記者会見で吉村知事が明らかにしました。
7月の大雨による県内の被害額は3日現在、道路や河川関係の施設といった公共土木施設の被害がおよそ755億円、農林水産業の被害がおよそ135億円、商工業の被害がおよそ23億円など、今回の大雨の被害額はあわせておよそ913億円に上る見込みです。
これは1963年の統計開始以降、県内で発生した自然災害の被害額として最大となっています。
吉村知事「今月18日には県議会9月定例会が開会する。復旧復興に向けた関連予算を提案すべく検討を進めている。現在最後の詰めを行っている。具体的な内容については予算の内示の際に示させてもらう」
復旧に向けた関連予算の一つとして吉村知事は「仮設住宅に入居する人たちなどを対象に生活支援としてエアコンや冷蔵庫といった家電を購入する際の補助を検討している」などと述べました。