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山形県内の公立高校の入試 前期と後期の2回選抜導入に向け 実施要項の公表を3か月前倒しへ

2024年4月22日 18:14
山形県内の公立高校の入試 前期と後期の2回選抜導入に向け 実施要項の公表を3か月前倒しへ

山形県内すべての公立高校の入学試験で、2026年度から前期と後期の2回の選抜を導入することについて、県教育委員会は22日、実施要項の公表を3カ月前倒しし、中学校への周知期間を確保する考えを示しました。

これは寒河江市で開かれた公立学校長会議で県教育委員会が示したものです。会議には県内の公立の小・中学校などあわせて300校余りの校長が出席しました。

県高校教育課・伊藤久敏課長「令和8年度の入学者選抜に向けたスケジュールこれまで例年9月に公表している入学者選抜実施要項については3か月前倒しをして6月に公表し、 中学校への周知が進むように配慮していく」

県内の公立高校の入試は例年3月7日に実施している一般入試が2026年度から「後期一般選抜」となり、それに加えて新たに「前期特色選抜」が実施されます。「前期特色選抜」はそれぞれの学校ごとに面接や作文などの受験科目を設定して行います。実施時期は1月中旬か2月上旬かどちらかを高校ごとに決定します。
県教育委員会では入試前年の9月に公表している「実施要項」を今回の入試制度の変更に伴い3か月前倒し6月に公表し、周知の徹底を図る方針です。

県高校教育課・伊藤久敏課長「入学者選抜の仕組みが変わることについては県民の関心が極めて高く生徒や保護者をはじめ先生がたの不安や心配の声があることは重々承知している各校でも周知の協力お願いします」

県内では谷地・南陽・米沢東の3校が前期・後期試験を2025年度から先行実施する予定で、県教育委員会はことし8月に具体的な実施概要を公表するとしています。