山形県内公立高校の一般入試志願倍率0.79倍で過去最低 県の担当者「定員数の減少を少子化の進行が上回ったか」
山形県教育委員会は22日、県内公立高校の一般入試の志願状況を発表しました。全日制の志願倍率は0.79倍で、記録の残る1998年度以降最も低くなりました。
山形県内公立高校の入学願書の受け付けは22日正午に締め切られました。県教育委員会によりますと、推薦入学などを除いた全日制の定員は去年より1校2学科少ない41校93学科あわせて5729人で、志願者は4518人でした。
全日制の志願倍率は昨年度より0.03ポイント低い0.79倍で、7年連続で1倍を下回り、記録が残っている1998年度以降で最も低くなりました。
県教委は過去最低の要因について「定員数の減少を少子化の進行が上回り、倍率の低下につながったのではないか」としています。
全日制で最も倍率が高かったのは寒河江高校の普通科探究コースで倍率は2.55倍。次いで山形東高校の探究科で2.3倍山形南高校の理数科で2.03倍となっています。
一方、県外からの志願者受け入れ制度による志願者数は、小国高校・加茂水産高校・遊佐高校でいずれも1人ずつとなっています。また、定時制の志願倍率は昨年度よりも0.08ポイント増え、0.56倍となりました。