山形県酒田市で去年発生した連続放火事件で、非現住建造物等放火などの罪に問われた元市消防団員の男に山形地方裁判所鶴岡支部は22日、懲役5年の実刑判決を言い渡しました。

この裁判は、酒田市北新町2丁目の無職で元市消防団第1分団・副分団長の田賀一稀被告（28）が、去年5月に市内で発生した連続放火事件のうち5件について非現住建造物等放火などの罪に、また、おととし8月と9月に当時勤めていた職場で、同僚が所有するインパクトドライバーなどの工具あわせて6万5100円相当を盗んだ窃盗などの罪に問われているものです。田賀被告は裁判の中で、酒田市中心部で去年5月に起きた起訴されていない不審火2件についても自身が火をつけたと述べていました。22日、山形地方裁判所鶴岡支部は懲役6年の求刑に対し田賀被告に懲役5年の実刑判決を言い渡しました。