山形県産ラ・フランスの予想収穫量平年並みの1万5000トン 販売開始基準日は過去最も早く
今年の山形県産ラ・フランスの予想収穫量が平年並みのおよそ1万5000トンと見込まれることが3日、県のまとめで分かりました。販売開始基準日は過去最も早い10月21日に決まりました。
これは「県ラ・フランス振興協議会」で報告されました。
県産ラ・フランスは去年、春先の霜の影響や強風で収穫直前に実が落ちるなどの被害があり収穫量は1万1400トンと過去10年で最も少なくなりました。しかし、ことしは霜の被害がほとんどなく実の付き具合を示す着果数は去年と比べて120パーセントとなりました。また実の大きさを示す果実肥大は夏に雨が少なかった去年に比べて112パーセントとなりました。ことしの予想収穫量は去年の132パーセントとなるおよそ1万5000トンが見込れています。
県園芸大国推進課近野広行課長「霜の被害が無く、着果数も良かった。生育期間中、雨もあり、果実肥大も良かった。台風も心配されたが、果実の落下も無く、生産量が上がるようないい年だった」
一方、品質をそろえるために設定する「販売開始基準日」は冷蔵して予冷処理を行う主力品が10月21日となりました。去年より6日早く、2013年の設定開始以降、最も早いということです。