山形県酒田市の酒田港で2日朝、釣り人の男性が海に転落し消防に救助されました。男性に大きなけがはありませんでした。当時、現場近くにいて消防への通報など救助につなげた男性がYBCの取材に状況を語りました。

2日午前8時20分ごろ、酒田市大浜1丁目の酒田港で、男性が海に転落していると119番通報がありました。男性は、岸壁で船を係留するタイヤにつかまっているところを駆け付けた消防に救助され病院で手当てを受けています。大きなけがはないということです。
酒田市で弁護士を務める加藤栄さんは当時、船に乗って釣りに出ようとした際、男性が転落した状況を発見し消防に通報。タイヤにつかまるよう男性を誘導し、救助につなげました。

釣り人の救助につなげた加藤栄さん「船に乗って準備しようと思ったら人の声が聞こえて、あれっと思ったら近くの海面に人が浮いていた。何とかタイヤにつかまらせて足で登らせようと思ったけれど（体が）冷えていて足が全く動かなくて、これは無理だと思って119番通報した」

救助されたのは70代とみられる男性で、飛島沖にタラを釣りに出かける途中だったということです。
酒田海上保安部では冬の期間は岸壁や船体が凍結しやすく転落の危険性が高くなるとして注意を呼び掛けています。