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200年以上受け継がれている豊烈神社の馬術競技「古式打毬」 例大祭で奉納

2023年10月6日 17:09
200年以上受け継がれている豊烈神社の馬術競技「古式打毬」 例大祭で奉納

山形市の豊烈神社に江戸時代から200年以上受け継がれている馬術競技の「古式打毬」が6日、例大祭に合わせて奉納されました。

古式打毬は山形市の豊烈神社で、毎年10月6日の例大祭にあわせて奉納試合として披露されています。江戸時代には馬術の鍛錬として武士たちが盛んに行いましたが今は宮内庁と青森県八戸市、そしてこの豊烈神社の3か所のみに受け継がれている全国的に貴重な馬術競技です。
試合は長さ41メートル、幅12メートルの馬場と呼ばれる競技場の中で騎士たちが紅白2チームに分かれて行われ、馬に乗りながら先に毬を6つ的穴に入れたチームが勝ちです。奉納試合を披露した山形豊烈打毬会のメンバーは、「毬杖」と呼ばれる1メートルほどの竹製の杖を器用に使い、地面から毬をすくい上げ的穴に投げ入れていました。

天童からの見物客「今までテレビでしか見てこなかったので、実際見た方が迫力あっていいかなと思った」
北海道から「帯広の方でもばんえい競馬が有名だけど、馬を使った違う楽しみ方があって、迫力があって面白かった」

また、競技の合間には打毬の後継者の育成を目的に、馬に乗らずに走って毬を的穴に入れる徒打毬が披露されました。
地元の第一小学校の児童およそ20人が参加し、的穴に毬を入れるたびに、会場からは盛んな拍手が送られました。