石川県で1日夕方、最大震度7を観測した地震で、山形県沿岸に出されていた津波注意報は2日午前10時に解除されました。県内で人や建物への被害は確認されていません。

気象庁によりますと、1日午後4時10分ごろ、石川県能登半島を震源とするマグニチュード7.6の地震が発生しました。県内で観測された波の高さは酒田で最大80センチ、酒田市飛島で最大40センチでした。県内沿岸に出されていた津波注意報は午前10時に全て解除されています。

酒田市と鶴岡市、遊佐町では一時、合わせて5100人余りが避難しました。

避難者「まだ水位上がっているので、市役所に避難した」

午前10時までに全ての避難指示が解除され、県によりますと避難している人はいないということです。

一方、県は2日午前災害対策会議を開きました。地震による人や建物への被害、ライフラインへの影響は確認されていません。

吉村知事「今後1週間余震があるということで、津波もくる可能性もある。安全第一で行動していただきたい」

交通の状況です。一部で運転を見合わせていたJR羽越線は午後4時過ぎに全線で運転を再開しました。また、国道7号と日本海東北道の交通規制は午前3時半に全て解除されました。気象庁は1週間程度は地震が続く恐れがあるとして注意を呼びかけています。