酒田市で子どもたちが打ち上げ花火づくり体験 願い事が込められた花火も8月の夜空に
8月3日に酒田市で開かれる花火大会を前に、子どもたちに花火の魅力を知ってもらおうと市内の親子が参加して打ち上げ花火づくり体験が行われました。
山形県内で唯一、打ち上げ花火を製造している酒田市の安藤煙火店の製造工場で7日行われた花火づくり体験には、市内の親子あわせて17人が参加しました。参加者は、火薬を何度も重ねては乾燥させて「星」と呼ばれる火薬の玉を大きくしていくことや、上空で花火を開かせる火薬「割り子」を詰めて1つの花火に貼り合わせていくことなど打ち上げ花火が出来るまでの作業について学びました。
ちょっと持ってみる?(花火を持って)「重い!」
続いて、花火玉を覆う器状の部分に火薬を詰め点火のための導火線を取り付ける仕上げ作業にチャレンジしました。
(花火を持って)「完成!」「出来た!」
火薬の燃焼実験では、混ぜる薬品の違いで炎の色が変わることを目の当たりにし、歓声が上がっていました。
また、七夕にちなんで子どもたちが短冊に願い事を書き、実際に打ち上げられる直径60センチ重さ80㎏の2尺玉の花火にそれぞれの思いを込めて貼り付けました。
願い事は?(男の子)「足が速くなりますように」(女の子)「宇宙飛行士になれますようにとみんなが平和に暮らせますようにです」
子どもたちの短冊が貼られた花火は、8月3日に酒田市の最上川河川公園で開かれおよそ1万発の花火が打ち上げられる「酒田の花火2024」のフィナーレを飾り、夜空に打ち上げられることになっています。