【午前10時現在】最上・西置賜地方に大雨警報 新庄市の一部に高齢者等避難 鶴岡市の赤川で氾濫注意水位
山形県内は7日夜から最上を中心に激しい雨が降っていて、最上や西置賜地方に大雨警報が出ています。また、新庄市の一部で警戒レベル3に当たる「高齢者等避難」が出されています。8日夕方にかけて大雨への警戒が必要です。
気象台によりますと、8日の県内は、前線や暖かく湿った空気の影響で夕方にかけて、雷を伴って激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。
午前10時現在、新庄市や金山町、鮭川村、戸沢村、長井市と小国町に大雨警報が発表されています。また、新庄市の本合海地区には警戒レベル3に当たる「高齢者等避難」を出されています。
午前9時半までに観測された24時間降水量は、最上町瀬見で131.5ミリ、新庄市で106ミリ、西川町大井沢で95.5ミリなどとなっています。
こうした中、気象台と国土交通省酒田河川国道事務所は氾濫注意情報を発表し、鶴岡市熊出の赤川で氾濫注意水位に達し、今後も水位が上がる見込みとしています。また、鶴岡市の藤島川でも避難判断水位に達しています。
大雨の影響で、JR羽越線の「特急いなほ」は酒田駅と新潟駅の間で上下線合わせて3本で運休しました。また、JR陸羽東線は新庄駅と鳴子温泉駅の間の上下線で終日運転を見合わせるほか、JR奥羽線は、真室川駅と秋田県の院内駅の間で、上下線の一部列車が運休となっています。
9日午前6時までに予想される24時間降水量は置賜で120ミリ、村山、庄内、最上で100ミリとなっています。気象台は、予想以上に暖かく湿った空気が流れ込んだ場合は警報級の大雨となる可能性があるとして、大雨による土砂災害や低い土地への浸水河川の増水に注意、警戒を呼びかけています。