250倍の校章をグラウンドに 測量の道具使い天童市の小学生が巨大な地上絵描く
測量の道具を使って巨大な地上絵を描く授業が24日、山形県天童市の小学校で行われました。グラウンドに描かれたのは縦横50メートルの大きさに拡大された小学校の校章です。
この授業は児童たちに測量の仕事を体験してもらい、算数が仕事に役立つことを伝えようと県土地家屋調査士会が企画しました。天童南部小学校の6年生89人が「測量」を活用した地上絵作りに挑戦しました。
説明「ここに1枚の紙があってこの紙の上に校章が描かれている。これを250倍にしてこのグラウンドに同じ形に測量して点を打っていく」
児童たちは算数の授業で勉強した「縮図」の知識を活用し、設計図から実際の線の長さを計算。かつて測量で使われていた昔ながらの道具を活用しながら線を引く方角と距離を調整し、一つずつ点を打っていきました。
感想「難しい。指示するのも動くのもどっちも難しい」
最後に点と点を白線でつないで線を描いていきます。
感想「(Q.自信ある?)めっちゃある」
作業開始からおよそ1時間。地上絵の出来栄えは?
児童「初めての体験だったがやってみたらすごく楽しかった」「縮図がそんなに好きじゃなかったけどやってみたら楽しかった」「特に拡大図・縮図は今後あまり使わないと思っていたが、こういうことで使えるとわかってとても勉強になった」
児童たちは初めて触れた測量の面白さと普段の学習の重要さを体感しました。