自分たちが栽培したサトイモ作って芋煮づくり 山形市の小学校で児童が祖父母に振る舞う
山形市の小学校で2日、全校児童が参加しての芋煮会が開かれました。自分たちで栽培したサトイモを使って調理し、振る舞う相手は、日頃の感謝を込めておじいちゃんやおばあちゃんたちです。
山形市の大曽根小学校で芋煮を準備するのは、5、6年生18人です。
児童「おいしい芋煮を作れたらうれしい」
大曽根小では毎年、学校近くの畑でサトイモを栽培していて、全校児童47人が参加して10月下旬に収穫しました。
そして、開催するのはおよそ40年前から続く、伝統の「敬老芋煮会」です。新型コロナの影響で中止していましたが、今回、4年ぶりの実施です。子どもたちは地域の人や保護者から作り方を教えてもらいながら、芋煮を調理しました。
児童「やってみると難しいけどみんなでやるのが楽しい」
児童「4年間できなかったからことしはおいしく食べておいしいって言って欲しい」
何度も鍋を見て味を確認しながら調理し、およそ1時間で芋煮が完成しました。
山川麻衣子アナウンサー「完成した芋煮が体育館に運ばれました。お醤油のいい香りがただよっています。子どもたちのおじいちゃん、おばあちゃんも楽しみにしている芋煮。そのお味はいかがでしょうか?」
全校児童とその保護者、それに、地域のお年寄りたちが一緒になって、会話を弾ませながらみんなで味わいました。
児童の祖父「うまいですね、上手な味付けですよ!ここまで作れたら大したもんです」
4年生「芋が柔らかくてとってもおいしい」
6年生「味付けでしょうゆとかの分量が分からなくて難しかった」
児童たちが日頃の感謝の思いを込めた芋煮の味は?
児童の祖母「うちで食べるよりずっとおいしい。みんなの力がうまみに出たんじゃないでしょうか」
児童の祖母「みんなで作ったので味がいっぱいしみてておいしいです」
児童「おばあちゃんたちに感謝の気持ちを伝えるために開いたものだから、おいしいって言ってもらえてうれしかった」
おばあちゃんたち「ありがとうございます」
芋煮会の最後には児童たちからそれぞれの祖父母に対し、手紙がプレゼントされました。