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フルーティな香りと果実の酸味がアクセント 飯豊町のコクワを使った紅茶第2弾を商品化

2023年11月2日 18:17
フルーティな香りと果実の酸味がアクセント 飯豊町のコクワを使った紅茶第2弾を商品化

コクワを原料にした紅茶が山形県飯豊町で完成しました。地元産のコクワを使った紅茶の商品化は2回目ですが、今回は新たに乾燥したコクワの実を入れ、フルーティーな香りと果実の酸味がアクセントとなっています。

完成した紅茶「kokuWa tea」です。町内産のコクワの葉を茶葉にブレンドし、乾燥させたコクワの実を入れることで、マスカットのようなコクワの甘い香りや酸味を表現しました。
コクワは、キウイのような見た目と熟した時のマスカットのような香りが特徴の果物です。
飯豊こくわてぃ協議会は、町内のコクワを広く知ってもらおうと、県外の紅茶専門店と協力し、おととしからコクワ紅茶を販売しています。
おととし12月に完成した第1弾では、コクワの香りを紅茶で表現したものの、小さなコクワの実を入れることは、乾燥方法などの課題から、実現できませんでした。
今回新たに、収穫時期の調整や長時間の乾燥することでコクワの実を入れられるようになり、実そのものの味や見た目のかわいらしさも楽しめる紅茶となりました。
協議会は1日、関係者を招き商品をお披露目しました。

世界のお茶の専門店Y’s tea根本泰昌さん「温風乾燥でじっくり乾燥してなおかつ菌の繁殖も抑えながら日持ちも良くして香りと酸味もコクワっぽく出るよう加工方法をブラッシュアップした」
飯豊こくわてぃ協議会八嶋剛寛代表「私の家は30年前からコクワ農家でそのコクワをなくしたくない。山形県全部にコクワの紅茶を出せるようにしたい」

「kokuWa tea」は飯豊町や長井市の道の駅などで販売しています。