4世帯13人対象の避難指示解除へ…去年大みそかの土砂崩れ現場、土砂の撤去完了・警報装置の設置で
去年の大みそかに山形県鶴岡市で発生した土砂崩れに関し、市は24日、4世帯13人への避難指示を今月28日にも解除する方針を示しました。
皆川治鶴岡市長「4世帯13人に継続して出している避難指示を解除したいと考えていますのでご報告申し上げます」
去年12月31日未明に鶴岡市西目地区で発生した土砂崩れでは住民の高齢夫婦2人が死亡し、現場周辺の4世帯13人には避難指示が出されています。現場では今も再発防止対策の工事が進められていて、住宅裏側の土砂の撤去作業は10月下旬に完了。22日には、地滑り発生を観測する機器と警報装置が設置されました。
こうした中、24日の定例会見で皆川治市長は、今月28日に警報装置の動作確認ができれば、同じ日の災害対策本部会議の中で避難指示を解除すると発表しました。
皆川治鶴岡市長「4世帯13人が未だ避難を余儀なくされている。その中には中学生・小学生もいる。できるだけ早く解除したい」
市によりますと、避難生活を続ける4世帯のうち3世帯は年内に帰宅することを希望していて、1世帯は戻る時期を検討しているということです。一方、現場周辺の道路については、避難指示の解除後も対策工事を行うため、しばらくの間、通行止めが続く見込みです。