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クマがもし市街地に出没したら 山形県内の自治体担当者が対処法学ぶ 去年は10月に目撃件数多く

2024年10月18日 17:13
クマがもし市街地に出没したら 山形県内の自治体担当者が対処法学ぶ 去年は10月に目撃件数多く

市街地でクマの目撃が増える中、市街地に出没した場合の対応法を学ぶ、自治体の担当者らを対象としたグループ研修会が18日、山形市で開かれました。

この研修会はクマが市街地に出没した際に適切な対応ができるよう県や県警などが初めて開催しました。会には自治体や警察の関係者らおよそ80人が参加しました。
はじめにクマの生態などについて調査している「自然環境研究センター」の担当者が県内のクマの出没状況を説明しました。
県内の目撃件数はおととし(2022年)は376件でしたが、去年(2023年)は765件と大幅に増加しています。また、去年は10月に目撃件数が最も多くなっていて市街地での目撃も起きていると指摘しました。その後、参加者は班に分かれてクマが市街地に出没したケースを想定したグループ研修に臨みました。そしてクマを目撃した人からどんな情報を聞き取る必要があるのかなど意見を交わしました。

参加者「通報者自身がどこに連絡したのか。役場に連絡したとか猟友会に連絡したとか」
県みどり自然課石山栄一課長「こういった研修会を通して実際にワークショップを体験することで緊急の場面にも対処できるようにすることを目的にしている」

県の担当者は山に入る際は鈴など音の鳴る物を持って自分の存在を知らせることでクマに遭遇しないよう注意を呼びかけています。

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