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山形県内20地点で今シーズン一番の冷え込み 飯豊町ではコクワの実の収穫盛ん

2023年11月9日 17:28
山形県内20地点で今シーズン一番の冷え込み 飯豊町ではコクワの実の収穫盛ん

山形県内は9日朝、西川町大井沢で最低気温が今季初の氷点下となりました。一方で、日中は気温があがり鶴岡市で20度を超えるなど、寒暖差の大きい1日となりました。
こうした中、飯豊町では、コクワの実の収穫が進んでいます。

飯豊町萩生にある八嶋剛寛さんのコクワ畑です。畑では、生食用のコクワの実の収穫が最盛期となっています。
コクワは別名サルナシとも呼ばれ、小さなキウイのような見た目や、ほのかな酸味と甘みが特徴の果物です。町内では、コクワを果実酒や紅茶に加工していますが、八嶋さんの畑ではこの時期、生食用の実の収穫も行っています。ことしは夏の暑さの影響で、少し小ぶりな実ですが、味は甘いということです。

コクワ生産者八嶋剛寛さん「木になっている状態で熟成させた方が断然甘くなるので見栄えは良くないかもしれないが木で熟成して販売している」

この時期は注文状況に合わせて1日当たり平均3キロほど収穫。スーパーなどでの販売はなく、電話やSNSを通じて飲食店や個人向けに販売しています。

コクワ生産者八嶋剛寛さん「コクワはビタミンCやポリフェノールが多く熟す前は口の中がイガイガするが熟すと糖度が上がって甘いみなさんに美と健康のコクワを食べていただきたい」

飯豊町高峰の最低気温は1.6度と冷え込む朝となりました。このほか、西川町大井沢では氷点下1.1度。大蔵村肘折で0.2度、山形4.2度、米沢2.5度となるなど、県内22の観測地点のうち20地点で、今シーズン一番の寒い朝となりました。八嶋さんのコクワ畑では、11月中旬まで収穫作業が続くということです。